みなさん、こんにちは！
今日は、年末の風物詩であり、日本の音楽シーンを象徴する一大イベントである「NHK紅白歌合戦」について、熱く、そして深く語りたいと思います。
昔の方が面白かった
紅白がつまらない
近年、こんな声を、残念ながらよく耳にするようになりました。
皆さんはどう感じていますか？
私も、子どもの頃は家族みんなでテレビの前に陣取り、歌手の皆さんの熱唱に胸を躍らせたものです。
しかし、正直なところ、ここ数年は、かつてのようなワクワク感や感動を覚えにくくなっているのも事実です。
今日は、そんな紅白歌合戦の現在の評判と、「つまらない」と言われてしまう理由について、様々な角度から徹底的に検証します！
紅白歌合戦 視聴率低下！評判は？
まず、紅白歌合戦の現在の評判について、具体的なデータと共に見ていきましょう。
近年、残念ながら「つまらない」という厳しい意見が、特にインターネット上やSNSで増えているのは、まぎれもない事実です。
そして、その評判を裏付けるように、視聴率の低迷という形で、数字にもはっきりと表れています。
かつては「国民的行事」とも称され、驚異的な視聴率を誇っていた紅白歌合戦。
その歴史を振り返ると、1963年には歴代最高視聴率である驚愕の81.4%を記録しています。
これは、10人中8人以上が紅白歌合戦を視聴していた計算になり、まさに日本中が熱狂していたことが伺えます。
当時は、テレビが一家に一台あるかないかの時代。
近所の人が集まって、一緒に紅白を見ていたという光景も珍しくありませんでした。
歌手の皆さんのパフォーマンスに一喜一憂し、家族や友人と感想を語り合った、あの頃の思い出は、今でも多くの人の心に深く刻まれていることでしょう。
しかし、時代は流れ、2021年には、なんと過去最低視聴率である34.3％という、歴史的な低水準を記録。
2022年の第73回は少し上がり35.3%でしたが、かつての栄光は見る影もありません。
これは、単に「テレビ離れ」という言葉だけでは説明できない、深刻な事態と言えるでしょう。
視聴者の皆さんが「面白くない」「見る価値がない」と感じているからこそ、このような数字に繋がっているのではないでしょうか？
特に、出場者に対する不満の声は、年々大きくなっているように感じます。
例えば、シニア層の方々からは、
「知らない歌手ばかりで、歌も全然わからない」
「昔のように、家族みんなで口ずさめるような歌が少なくなった」という意見が多く聞かれます。
確かに、西川貴教さんや、MISIAさん、といった、圧倒的な歌唱力と表現力を持つ実力派の歌手も出場しています。
しかし、それだけでは、幅広い世代を満足させるには不十分なのでしょう。
さらに、近年は
「出場歌手がマンネリ化している」
「なぜ毎年同じような顔ぶれなのか？」といった意見もよく目にします。
特に、特定の事務所やレコード会社に偏った選考が行われているのではないかという疑念も、視聴者の不信感を招いているようです。
紅白歌合戦 つまらない!?理由は？
では、なぜ紅白歌合戦は「つまらない」と言われてしまうのでしょうか？
その理由を探るには、単に番組内容だけでなく、時代背景や社会の変化、そして私たち視聴者の意識の変化にも目を向ける必要があります。
紅白つまらない理由 1. 演出・企画の方向性
近年、紅白歌合戦は、歌唱以外の企画コーナーが非常に多くなりました。
豪華なセットや特殊効果、派手なダンスパフォーマンスなど、視聴者を驚かせようとする演出は、一見すると華やかで目を引くかもしれません。
しかし、それが「過剰」と感じる視聴者も少なくないのです。
例えば、2019年の第70回では、大トリを務めた嵐が国立競技場で「カイト」を披露しました。
その際、国立競技場を象徴する聖火台に火が灯る演出がありましたが、この演出に賛否両論の声が上がりました。
「演出が過剰」「曲の世界観に合っていない」といった意見は、視聴者が、純粋に音楽を楽しみたいという想いを持っていることを示しているのではないでしょうか。
また、けん玉やチアダンスなど、歌唱とは直接関係のないパフォーマンスが披露されることもあります。
これらは、番組にバラエティ要素を加え、視聴者を飽きさせないための工夫なのかもしれません。
しかし、音楽番組としての紅白歌合戦に期待している視聴者にとっては、
「歌をじっくり聴きたいのに、余計な演出が多い」
「音楽の力が届かない」と感じてしまう原因にもなっているようです。
紅白つまらない理由 2. 娯楽の多様化
現代は、まさにエンターテインメントの多様化時代です。
YouTubeやNetflix、Amazonプライム・ビデオなどの動画配信サービス、SpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングサービスが台頭し、いつでもどこでも、自分の好きなコンテンツを楽しむことができるようになりました。
特に、若い世代を中心に、テレビ番組よりも、YouTubeやTikTokなどのSNSで、自分の趣味に合った動画や音楽を探す方が、日常的な娯楽となっています。
短い時間で楽しめるコンテンツが溢れている中で、数時間にわたる生放送番組である紅白歌合戦は、時間的にも、内容の面でも、若い世代のニーズに合わなくなってきているのかもしれません。
例えば、2022年の紅白歌合戦の裏番組として、YouTubeで生配信された「にじさんじ」の「年またぎにじフェス」は、多くの若者の注目を集めました。
また、TikTokでは、紅白歌合戦に出場したアーティストの楽曲を使ったダンス動画が数多く投稿され、SNS上での話題性という点では、紅白歌合戦を上回っていたと言えるかもしれません。
このような状況の中で、紅白歌合戦が生き残っていくためには、他のエンターテインメントとの差別化を図り、紅白ならではの魅力を打ち出していく必要があるでしょう。
紅白つまらない理由 3：出場者選定基準への疑問
近年、紅白歌合戦の出場者選定に対する疑問や不満の声は、ますます大きくなっています。
特に、長年にわたって紅白を彩ってきたジャニーズ事務所所属のアーティストの出場枠激減は、大きな波紋を呼びました。
ジャニーズ事務所の問題は、芸能界全体に大きな影響を与えており、紅白歌合戦も例外ではありません。
2023年の第74回紅白歌合戦では旧ジャニーズ事務所所属のグループが出場しないことが発表されました。
これに対して、ファンからは
「ジャニーズが出ないなら紅白は見ない」
「年末の楽しみがなくなった」といった悲しみの声が上がりました。
一方、「これを機に、紅白の出場者選考がより公平になることを期待する」という意見もあり、賛否両論が巻き起こりました。
ジャニーズ枠が減少した結果、その穴を埋めるために、K-POPグループや演歌歌手の出場が増える可能性が指摘されています。
近年、BTSやTWICE、BLACKPINKなど、世界的に活躍するK-POPグループの人気は、日本でも非常に高まっています。
彼らのパフォーマンスは、洗練されたダンスと歌唱力、そして華やかなビジュアルで、多くの人々を魅了しています。
特に、若い世代を中心に、K-POPアーティストの出場を期待する声は大きく、紅白歌合戦の視聴率アップにも繋がる可能性があります。
一方、演歌歌手の出場増加は、主にシニア層をターゲットにしたものと考えられます。
しかし、演歌は若者には馴染みが薄く、その結果、視聴者層の分断がさらに進む可能性があります。
また、SNS上では「#紅白見ない」というハッシュタグがトレンド入りするなど、紅白歌合戦に対する関心の低下が顕著になっています。
「今年の紅白はつまらなすぎる」
「出場歌手が知らない人ばかり」
「演出がマンネリ化している」といった厳しい意見が多く見られます。
例えば、2023年の紅白歌合戦について、SNS上では
「出場歌手の半分以上が知らない人だった」
「歌よりも演出が目立ちすぎて、歌が頭に入ってこない」
「結局、今年も同じような感じだった」といった意見が目立ちました。
視聴者は、かつての紅白歌合戦のように、幅広い世代のアーティストが、それぞれの持ち味を生かしたパフォーマンスを披露することを期待しています。
しかし、現在の出場者選考基準では、その期待に応えられていないのが現状です。
YOASOBIさんやAdoさんのような、インターネット発のアーティストも出場するようになりましたが、それでもまだ十分とは言えません。
ネット発のアーティストは、その音楽性や活動スタイルが従来のアーティストとは異なるため、紅白歌合戦という大きな舞台で、どのようにパフォーマンスを披露するのか、注目が集まっています。
紅白歌合戦の未来を考える 独自考察
では、紅白歌合戦は、これからどうすれば良いのでしょうか？
ここで、私なりに、紅白歌合戦が再び輝きを取り戻すために必要なことを、大胆に、そして具体的に提言したいと思います。
1. 原点回帰
まず、最も重要なのは、紅白歌合戦が「音楽番組」であるという原点に立ち返ることです。
過剰な演出や、歌唱以外の企画を控え、アーティストの歌唱と演奏を最大限に引き立てるような、シンプルで力強いステージを目指すべきです。
例えば、照明やセットを必要最小限に抑え、アーティストの表情や歌声が、視聴者にダイレクトに伝わるような演出を心がける。
また、生演奏にこだわり、アーティストとバンドメンバーが一体となって作り上げる、迫力のあるサウンドを届ける。
このように、音楽そのものの魅力を最大限に引き出すことで、視聴者の心に深く響く、感動的なパフォーマンスが生まれるはずです。
2. 革新
一方で、伝統を守りつつも、新しい才能を積極的に発掘し、多様な音楽ジャンルを取り入れることで、紅白歌合戦をより魅力的な番組へと進化させていく必要があります。
例えば、YouTubeやTikTokなどの動画プラットフォームで活躍する、次世代のアーティストを積極的に起用する。
また、ロック、ヒップホップ、R&B、ジャズなど、より幅広いジャンルのアーティストが出場できるように、選考基準を見直す。
さらに、海外で活躍する日本人アーティストや、日本で活動する外国人アーティストを招き、国際色豊かな音楽の祭典へと発展させることも、一つのアイデアです。
まとめ：紅白歌合戦 変わるべき時、そして変われる可能性
紅白歌合戦は、日本の年末を彩る、かけがえのない伝統文化です。
しかし、近年、「つまらない」という厳しい評判が広がり、視聴率も低迷するなど、その存在意義が問われています。
その背景には、演出の過剰さ、出場者選定への疑問、そして、エンターテインメントの多様化など、様々な要因が複雑に絡み合っています。
しかし、紅白歌合戦は、まだまだ変われるはずです。
視聴者の声に真摯に耳を傾け、音楽番組としての本質を見つめ直し、原点回帰と革新を融合させることで、再び輝きを取り戻すことができると、私は信じています。
皆さんは、どんな紅白歌合戦が見たいですか？
どんなアーティストに出場してほしいですか？
どんな演出があれば、もっと楽しめますか？
