「お彼岸になったら、お墓参りに行こう!」と、子どもの頃から何となく習慣になっている方も多いのではないでしょうか。
でも、なぜお彼岸にお墓参りに行くのか、お供え物を食べても良いのかどうか、意外と知らないことも多いですよね。
そこで今回は、お彼岸のお墓参りについて、その理由や必要なもの、マナーなどを詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください!
お墓参りのお供え、食べてもいいの?
お墓参りが終わった後、お供え物をどうするか悩む方もいるのではないでしょうか。
特に食べ物の場合、そのままにしておくとカラスに荒らされたり、腐敗してしまったりする可能性があります。
結論から言うと、お供えした食べ物は、持ち帰って食べても問題ありません。
むしろ、お供え物を食べることは、「故人と一緒に食事をする」という意味合いがあり、供養の一環として考えられています。
ただし、お供え物を食べる際には、以下の点に注意しましょう。
感謝の気持ちを持っていただく:
故人への感謝の気持ちを忘れずに、ありがたくいただきましょう。
お下がりとしていただく:
お供え物は、仏様やご先祖様からの「お下がり」としていただくという意識を持ちましょう。
家族や親族で分ける:
一人で食べるのではなく、家族や親族で分け合って食べるのも良いでしょう。
すぐに食べない場合は:
冷蔵庫で保管するなど、衛生面に気を付けて保存しましょう。
お供え物を食べることに抵抗がある場合は、無理に食べる必要はありません。
その場合は、持ち帰って処分するか、お寺に納めるなど、適切な方法で処理しましょう。
お墓参りの時期は?
お墓参りの時期は、お盆やお彼岸が一般的ですが、特に決まりはありません。
基本的にはいつでも自由にお参りできます。
ご先祖様の誕生日や命日、何か報告したいことがある時など、自分の都合の良いタイミングでお墓参りに行きましょう。
なぜお彼岸にお墓参りをするの?
お彼岸にお墓参りをするのは、仏教の教えに基づいています。
仏教では「西」は仏様の住む世界が広がる方角と考えられています。
1年の中で太陽が真西に沈む「お彼岸」の時期は、あの世(彼岸)とこの世(此岸)がもっとも近づくと考えられているのです。
そのため、この時期にご先祖様を供養することで、より近い距離でご先祖様と心を通わせ、感謝の気持ちを伝えることができるとされています。
春彼岸と秋彼岸
お彼岸は年に2回あります。
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春彼岸: 春分の日(3月20日頃)とその前後3日間
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秋彼岸: 秋分の日(9月23日頃)とその前後3日間
この期間中に、ご先祖様のお墓参りに行き、感謝の気持ちを伝えましょう。
お墓参りに必要なものは?
お墓参りに行く際に、必要なものをリストアップしました。
お供え物: 故人の好きだった食べ物やお菓子、お酒など
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お供え物には、故人の好物を用意するのが一般的ですが、最近では個包装のお菓子や飲み物などもよく選ばれています。
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お供えの選び方については、後ほど詳しく解説します。
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線香、ろうそく、マッチまたはライター: 線香の香りは、あの世とこの世をつなぐと言われています。
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最近は、煙の少ない線香や、香り付きの線香など、様々な種類があります。
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風が強い日には、風よけのライターがあると便利です。
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ユニークなワンカップ大関ローソクもありますね。
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数珠: 仏様と心を通わせるための法具です。
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数珠は、持つことで邪気を払い、心を落ち着かせる効果があると言われています。
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供花: 故人の好きな花や仏花など
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供花は、墓前を華やかに飾るだけでなく、仏様への感謝の気持ちを表すものです。
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トゲのある花や香りの強い花は避けるのが一般的です。
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掃除用具: スポンジ、タオル、ゴミ袋、ほうき、ちりとりなど
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お墓をきれいに掃除することで、ご先祖様も喜んでくれるでしょう。
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墓石を傷つけないように、柔らかい素材のスポンジやタオルを用意しましょう。
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手桶や柄杓: 墓石に水をかけるために使います。
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墓地によっては貸し出ししている場合もあります。
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虫よけスプレー: 特に夏場のお墓参りには必須です。
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お墓は自然豊かな場所にあることが多いため、虫に刺されないように注意しましょう。
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飲み物: 熱中症対策として、水分補給はこまめに行いましょう。
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特に夏場のお墓参りには、水筒やペットボトルに入った飲み物を持参しましょう。
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その他: 必要に応じて、日焼け止め、帽子、雨具なども用意しましょう。
お墓参りの服装は?
お墓参りの服装は、普段着で問題ありません。
ただし、派手な服装や露出の多い服装は避け、清潔感のある服装を心がけましょう。
アクセサリー類も、ジャラジャラと音の出るものや派手なものは避けるのがマナーです。
お墓参りの手順
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お墓に到着したら: まずは墓前で手を合わせ、一礼します。
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お墓の掃除: 墓石や花立、線香皿などを清掃します。
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墓石に水をかけ、スポンジやタオルで丁寧に汚れを落とします。
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落ち葉やゴミなども、きれいに掃除しましょう。
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お供え: お供え物、供花、線香を供えます。
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お供え物は、半紙や懐紙などを敷いた上に置くと丁寧です。
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線香は、束のまま火をつけ、手であおいで火を消してから、線香皿に立てます。
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お参り: 先祖への感謝の気持ちや近況報告など、伝えたいことを心の中で念じます。
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静かに手を合わせ、心の中でご先祖様と語り合いましょう。
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数珠を持っている場合は、この時に手にかけます。
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まとめ
お彼岸のお墓参りは、ご先祖様に感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
今回ご紹介した内容を参考に、マナーを守って、気持ちよくお墓参りをしましょう。
お墓参りを通して、ご先祖様とのつながりを感じ、日々の生活の中で感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいですね。
そして、お供え物は故人との絆を深めるためのもの。
感謝の気持ちと共に、美味しくいただきましょう♪♪♪