皆さん、YOASOBIの音楽って本当に心に響きますよね!
透明感あふれるikuraさんの歌声と、Ayaseさんの生み出す唯一無二の世界観。
一度聴いたら忘れられない魅力があります。
CMで、街中で、私たちの日常にすっかり溶け込んでいるYOASOBIサウンドですが、そんな最強ユニットのお二人、
Ayaseさんとikuraさんって、一体どんな風に出会って、YOASOBIを結成することになったのか、気になりませんか?
「夜に駆ける」大ヒットの裏には、どんなドラマがあったのでしょうか?
この記事では、そんなYOASOBIのAyaseさんとikuraさんの運命的な出会いから、感動の結成秘話まで、
ファンの皆さんの「知りたい!」に応えるべく、たっぷりとご紹介していきますね!
きっと、YOASOBIの音楽がもっと好きになるはずです! 彼らの音楽の旅路を一緒に辿ってみましょう。
YOASOBI誕生前!Ayaseさんとikuraさんの出会いを辿るそれぞれの音楽道
(イメージ画像)
YOASOBIという才能の塊が生まれる前、Ayaseさんとikuraさん(幾田りらさん)は、それぞれ異なる場所で音楽と真摯に向き合い、ご自身の道を切り拓いていました。
まずはお二人が出会う前の、それぞれの音楽活動について見ていきましょう。
この道のりが、後のYOASOBI結成に繋がっていくんですね。
Ayaseさん:苦難を乗り越えVocaloidPへ、独自の音楽世界を構築
YOASOBIのコンポーザーであるAyaseさん。
彼の音楽のルーツは幅広く、幼い頃から様々なジャンルに触れていたそうです。
特に’80年代や’90年代の音楽、K-POP、そしてaikoさんやEXILEさんといった日本のアーティスト、
さらにはマキシマム ザ ホルモンさんのような激しいロックバンドからも影響を受けたと語られています。
多彩な音楽遍歴が、今のAyaseさんの引き出しの多い楽曲制作に繋がっているのかもしれませんね。
実はAyaseさん、2012年から2018年までは「Davinci」というロックバンドでボーカルを務めていたんです。
しかし、バンド活動は決して順風満帆ではなく、解散という経験もされました。
経済的にも苦しい時期を過ごされたそうですが、そんな中で彼を救い、新たな音楽の道を開いたのが、
なんと入院中に触れたVocaloid、特に初音ミクだったと言います。
「Vocaloidを使うことで、人間の限界を超えた自由な音楽制作が可能になる」
とAyaseさんは感じたそうで、そこからVocaloidプロデューサーとしての活動を本格化させます。
2019年には「ラストリゾート」という楽曲がニコニコ動画で殿堂入りを果たすなど、
大きな注目を集め、VocaloidPとしての地位を確立されました。
このVocaloidでの楽曲制作経験が、小説を音楽にするというYOASOBIのユニークなコンセプトに、まさにピッタリとハマったのですね!
もしこの経験がなければ、YOASOBIの結成はなかったかもしれないと考えると、人生は何がきっかけになるか分かりませんね。
ikuraさん(幾田りらさん):天性の歌声を持つシンガーソングライター
一方、YOASOBIのボーカルを務めるikuraさんこと幾田りらさん。
彼女もまた、YOASOBIでAyaseさんと出会う前から、シンガーソングライター「幾田りら」として、
そしてカバーグループ「ぷらそにか」のメンバーとして、精力的に活動されていました。
中学生の頃にはもう「音楽で生きていきたい」と強く願うようになり、影響を受けたのは、Ayaseさんと同じくEXILEさんやaikoさん。
そして、敬愛するテイラー・スウィフトさんのように、自分で作詞作曲もこなす実力派です。
2016年にはデモCD「15の想い」をリリースし、その後もインディーズでEPを発表するなど、着実にキャリアを積み重ねていました。
路上ライブやライブハウスでのパフォーマンスも積極的に行い、その歌声を磨き続けていたんですね。
彼女の透明感がありながらも芯のある歌声は、多くの人を魅了していましたが、YOASOBIに参加するにあたっては、当初少し戸惑いもあったそうです。
というのも、ご自身で作詞作曲をするシンガーソングライターであるため、
他の方が書いた歌詞を歌うことには、最初は抵抗を感じた、と後に語られています。
しかし、新しい音楽の可能性を常に探求していたikuraさんの柔軟な姿勢が、
Ayaseさんとの運命的な出会い、そしてYOASOBIの結成へと繋がっていくのです。
運命の「monogatary.com」!Ayaseさんとikuraさんの出会いを繋いだプロジェクト
さて、それぞれに音楽活動を続けていたAyaseさんとikuraさん。
この二つの才能が出会うきっかけとなったのが、ソニー・ミュージックエンタテインメントさんが運営する小説投稿サイト「monogatary.com」の存在でした。
このサイトでは、「小説を音楽にする」という、なんとも斬新でワクワクするようなプロジェクトが立ち上がったのです。
投稿された小説を原作として楽曲を制作し、それを作者への賞品(当時の表現では「原作への敬意を込めた一種のトリビュート」のような意味合い)とする、というユニークな試みでした。
このプロジェクトの担当者であったソニー・ミュージックエンタテインメントの山本秀哉氏と屋代陽平氏は、
このコンセプトに合う才能ある音楽家を探していました。
そして、白羽の矢が立ったのが、当時Vocaloidプロデューサーとして頭角を現していたAyaseさんだったのです!
2019年の中頃、山本氏と屋代氏はAyaseさんにプロジェクトへの参加と楽曲制作をオファーします。
特にAyaseさんの楽曲「ラストリゾート」の成功が、この抜擢の大きな決め手となったと言われています。
屋代氏は以前からVocaloidコミュニティを通じてAyaseさんの才能に注目していたそうで、まさに運命的な巡り合わせですよね。
プロジェクトチームは、どんなボーカリストがこのコンセプトに合うか、既存のアーティストも含めて議論を重ねたそうですが、最終的には新しい才能を探すことに。
AyaseさんのVocaloidでの経験は、物語に音楽の息吹を吹き込むこのプロジェクトにおいて、計り知れない可能性を秘めていると期待されたのです。
Instagramが起こした奇跡!Ayaseさんがikuraさんの歌声と出会った瞬間
こうして「小説を音楽にする」プロジェクトの音楽プロデューサーに就任したAyaseさん。
次に彼が取り掛かったのは、その楽曲を歌い上げるボーカリスト探しでした。
そして、ここで現代ならではの、ドラマチックな出会いが訪れます!
Ayaseさんは、なんとInstagramを何気なく見ていた時に、偶然ikuraさんの歌声と出会うのです。
それは、ikuraさんがシンガーソングライターのあいみょんさんの楽曲「君はロックを聴かない」をカバーしている弾き語り動画でした。
その歌声を聴いた瞬間、Ayaseさんは衝撃を受けたと語っています。
「まるでクリスタルのように澄んでいて、どこか懐かしさを感じさせながらも、他にはない独特の魅力があった」と。
まさに、探し求めていた声だったのかもしれませんね。
AyaseさんはすぐにikuraさんのYouTubeチャンネルなどもチェックし、彼女のオリジナル曲や他のカバー曲も聴き、その才能にますます惹かれていったそうです。
ikuraさん自身も、ご自身の音楽活動を積極的にSNSで発信していました。
その小さな画面越しの発信が、Ayaseさんとの大きな出会いを引き寄せたのですから、SNSの力って本当にすごいですよね!
もしikuraさんが動画をアップしていなかったら…
もしAyaseさんがその動画を見つけていなかったら…
そう考えると、この出会いは本当に奇跡的です。
Ayaseさんがikuraさんのカバー曲に惹かれた具体的な理由については多くは語られていませんが、
彼女の歌声が、Ayaseさんの思い描くプロジェクトのサウンド、そして「小説を音楽にする」というコンセプトに、完璧に合致する何かを感じ取ったことは間違いないでしょう。
これが、YOASOBI結成への大きな一歩となったのです。
「一緒に音楽を!」YOASOBI結成秘話、Ayaseさんからの熱いオファーとikuraさんの決意
Instagramでikuraさんという才能を発見したAyaseさんは、すぐさま彼女にダイレクトメッセージで連絡を取りました。
「小説を音楽にする」というコンセプトの新しいユニットを一緒にやらないか、と。
突然のオファーに、ikuraさんは最初、戸惑いを感じたと言います。
前述の通り、ご自身もシンガーソングライターとして活動していたため、他者の楽曲、他者の詞を歌うことへの葛藤もあったのかもしれません。
しかし、Ayaseさんが過去に制作したVocaloid楽曲を聴くうちに、その圧倒的な才能と世界観に深く感銘を受け、
「この人と一緒に音楽を作ってみたい!」
という気持ちが強くなっていったそうです。
そして、運命の日。
二人は渋谷のカフェで初めて顔を合わせます。
SNS上でのやり取りしかなかった二人が、初めてリアルで対面し、プロジェクトの方向性や音楽スタイルについて熱く語り合いました。
ikuraさんは、実際に会ったAyaseさんのことを
「SNSでのクールな印象とは違って、とても優しくて親しみやすい人だった」
と感じたそうですよ。この初対面が、お互いの信頼関係を築く上でとても重要な時間になったことでしょう。
Ayaseさんの音楽的ビジョンと、それに対するikuraさんの共感。
そして、お互いの才能へのリスペクト。
これらが合わさった時、YOASOBIという奇跡のユニット結成への道が、はっきりと開かれたのです。
ikuraさんが当初の戸惑いを乗り越え、Ayaseさんとのコラボレーションを決意した背景には、
やはり音楽を通じた強い「共鳴」があったのではないでしょうか。
「夜遊び」から世界へ!YOASOBI誕生と「夜に駆ける」大ヒットの軌跡
こうして、Ayaseさんとikuraさんは、二人で音楽を創造していくことを決意。
2019年10月1日、ついに「YOASOBI」としてのデビューを発表しました!
「YOASOBI(夜遊び)」というユニークなユニット名は、Ayaseさんが名付け親。
「Ayase、ikura、それぞれが個々で行っている音楽活動(ソロ活動など)を“昼の姿”とするなら、YOASOBIは“夜にだけ開かれる遊び場”のような存在として、
普段の活動ではできないような、様々な遊び心のある挑戦をしていきたい」
という願いが込められているそうです。
なんて素敵なネーミングセンスでしょう!
そして、記念すべきYOASOBIのデビュー曲となったのが、星野舞夜さんの短編小説「タナトスの誘惑」を原作とした「夜に駆ける」です。
この楽曲は2019年11月にリリースされました。
驚くことに、当初お二人の間には
「まずはこのプロジェクトで一曲、試しにやってみよう」
というような、比較的軽い気持ちもあったと語られています。
ikuraさん自身も、YOASOBIのボーカリストとしての活動を、
ご自身のシンガーソングライター「幾田りら」としての活動とは、また別のチャレンジとして捉えていた部分があったのかもしれません。
しかし、この「夜遊び」から生まれた「夜に駆ける」は、その中毒性のあるメロディ、切なくも美しい歌詞、
そしてikuraさんの唯一無二の歌声によって、瞬く間に多くの人々の心を掴みました。
YouTubeでのMV再生回数はうなぎのぼり、各種音楽チャートを席巻し、社会現象とも言えるほどの大ヒットを記録します。
YOASOBIのAyaseさんとikuraさんの出会い、そして結成秘話は、まさに現代のシンデレラストーリーと言えるかもしれません。
まとめ:YOASOBI Ayaseさんとikuraさんの出会いが紡いだ音楽の奇跡
YOASOBIのコンポーザーAyaseさんとボーカルのikuraさん。
お二人の出会いは、Vocaloidプロデューサーとして活動していたAyaseさんが、Instagramでikuraさんの歌声に偶然触れたことから始まりました。
それは、ソニー・ミュージックエンタテインメントの「小説を音楽にする」という革新的なプロジェクトが背景にあり、
まさに運命としか言いようのない巡り合わせでした。
それぞれの音楽的ルーツやソロ活動で培ってきた確かな実力。
そして、新しい音楽への挑戦を恐れない情熱。
これらがSNSという現代的なツールを通じて結びつき、YOASOBIという唯一無二のユニットが結成されたのです。
Ayaseさんがikuraさんに送ったDMの一通が、日本の音楽シーン、
いや世界の音楽シーンを塗り替えるほどの大きなムーブメントを生み出すとは、当時は誰も想像していなかったかもしれませんね。
「まずは試してみよう」という気持ちから始まった「夜遊び」は、
今や世界中の人々を魅了する「本気」の音楽活動へと進化しました。
YOASOBIのAyaseさんとikuraさんの物語は、才能と才能が出会うことの素晴らしさ、そして新しい挑戦がもたらす無限の可能性を、私たちに教えてくれているようです。
これからも、Ayaseさんの生み出す物語性豊かな楽曲と、ikuraさんの心を震わせる歌声が織りなすYOASOBIの世界から目が離せませんね!
彼らの「夜遊び」は、まだまだ始まったばかり。どんな新しい音楽で私たちを驚かせ、楽しませてくれるのでしょうか。